結束バンドは食品を束ねるのにも役に立ちます。軟質樹脂で作られているためやわらかな食材を傷つけることがありません。食品に触れていても食味を変化させてしまうことがなく、結束バンドは束ねるために最も使いやすい製品の一つといえるでしょう。ただし食品の現場で結束バンドを使う場合、気をつけておきたいことがひとつあります。
製造ラインで使用していると、何かの拍子に切れてしまったり削りカスが食品に入り込んでしまうことがあるからです。もしそうなると同じ工程で製造した食品は全て回収しなくてはならず、大きな損失を被る事になります。こうした事態を避けるには、金属と削れ合うような場所には使わないようにすることです。普段から製造ラインをチェックし、干渉している場所がないかどうか確認しておくと良いでしょう。
特に金属は削る力が強いので、どうしても結束バンドを製造現場で使わなくてはならない場合には、工程自体を見直すことも考えるようにしてください。使用しているうちに切れてしまうという問題に関しては、普段と違った色で作られている製品を使用するという方法もあります。多くの製品は透明に近い乳白色の樹脂で製造されていますが、それでは切れてしまった時に発見するのが難しくなります。そこで食材とは違った色で成型されている製品を使用するようにしてください。
これだけでも色味が違うので切れた時に目視で発見しやすくなり、被害を未然に防ぐことができおすすめです。