lanケーブルはどれでも同じというか、長さが機器同士を接続するに必要十分なことが何より重要であって、それ以外の違いはあまりないと思っている人はいないでしょうか。もしかすると、長さの他には丸い形状かそれとも平板状かの違いがあって、配線の際にどちらがやりやすいかの違いがあると考えている人もいるかもしれません。もちろん形状も無視して良いわけではありませんが、lanケーブルにはそれ以上に重要なポイントがあります。それはカテゴリと呼ばれるもので、市販されている製品には必ずそれが記載されています。
カテゴリとは簡単に言えば最大通信速度を数値化したものと考えて下さい。つまり、lanケーブルはどれでも同じと思ってカテゴリの低いものを使っていると、いくらインターネットやパソコンの性能が極めて優れていたとしても、ケーブルがボトルネックとなってしまって思ったほどの通信速度が全く得られないということが十分に考えられるのです。一応、家電量販店とか、インターネットショッピングなどで普通に購入できるものは、今のインターネット環境でまずまず使える程度のスピードは出ると思っていて良いものの、例えば高度な3Dグラフィクス処理を必要とするようなインターネット対戦型のゲームをしようとするような際には物足りないこともあったりします。また、例えば過去に使っていた製品に付属していたようなケーブルでは、それこそ全く論外ということも起こり得ることに注意しておきましょう。