lanケーブルは通信速度や周波数、形状や素材などの他に配線するときの長さを考慮して選ぶことが大切です。ケーブルには太い銅線を8芯分使った単線タイプと、7本の細い銅線を8芯分集めて作ったより線タイプの2種類が存在します。単線タイプは固いため曲げて使うことが難しいものの、安定した通信を期待できるというメリットがあります。より線タイプはケーブルが柔らかく取り回しがしやすいというメリットがありますが、単線と比較すると安定感が劣っています。
10m以上のlanケーブルを導入したい場合には安定した通信が期待できる単線タイプを選ぶとよいでしょう。一方で5m以下の短い距離でlanケーブルを使いたいのであればより線タイプを選ぶのがおすすめです。5mを超えて10m未満の場合は、用途に応じて使いやすい方を選んでください。取り回しのしやすさを求めるのであれば、5mを超える場合でもより線タイプを選ぶとよいでしょう。
基本的には丈夫で安定した通信が見込める単線タイプを選ぶケースが多く見られますが、5m以下など短い距離で通信を行う場合や取り回しを重視する場合はより線タイプが適しています。lanケーブルを選ぶ際には単線とより線以外にも価格や通信速度、周波数や形状などが重要になります。コストを抑えてインターネットを快適に使いたい場合には、1Gbpsの通信速度があり価格も手頃なカテゴリ5eや6のものを選ぶのがおすすめです。またネットワークが混線している場合には、ノイズに強いSTPケーブルや2重シールドケーブルを選ぶと通信が安定します。