配線ダクトといえば、会社や公共施設に設置されているものだとイメージをなさるでしょう。一見すると景観だけを良くするもののように感じますが、実は電気器具を安全に使用するためには必要不可欠なものです。1977年に日本の企業で開発・販売されたもので、今では世界各国の現場で使用されています。本来は室内で使用するものであり、床一面に電気コードが散乱するのを防いでくれるものです。
その現場に病院も含まれており、医療施設向けの画期的な配線ダクトも存在します。そこでここでは、この医療施設向けの配線ダクトをご紹介しましょう。医療施設向けの場合、360度自由に機材を動かせるアップダウン方式となっています。アップは天井付近にまで上げることができ、ダウンで床下まで届くというわけです。
アップダウン方式が登場したのは2010年頃で、こちらも日本生まれです。病院では心電図や人工呼吸器などを設置しており、必要な患者のもとに運ばないといけません。既存の壁に固定をするものだと自由度がないので、治療が遅れる可能性もあります。その問題を払拭してくれるのがこの専用の配線ダクトです。
新しい病院であれば隠ぺい工法で壁や天井に埋め込まれていますが、古い建物で有っても外付けで取り付けることは可能です。専用工事が必要となるため、電気工事を実施している会社に施工を依頼しないといけません。約40万円前後で工事を請け負われているのが一般的です。配線ダクト向けのことならこちら